気ままにゲームレビュー#9 〜創壊共闘アクション〜

自分だけの機体。そう、それは正に漢のロマンである。そんなロマンをガンプラという圧倒的メジャーコンテンツで実現した作品がこれ。

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バンダイナムコゲームス発売、ガンダムブレイカー2。今回はこのゲームをレビューしていくことにする。

 

〜ゲーム性〜

 

操作は非常に単純。□・△が格闘ボタン。L1が射撃ボタン。× ボタンでブースト。基本はこの四種のボタンを使ってフィールド上の敵機体を撃破していくことになる。

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画面に収まった敵には自動でロックオンもつくので、ゲーム初心者でも楽々と進むことができるので安心だ。が、しかし。この戦闘パート、実はやり込むほど楽しくなくなる。ストーリー進行中は、キャラクターの掛け合いや巨大なモビルアーマーとの攻防に眼を奪われることもあった。しかしストーリーが終わるとプレイヤーがやりたくなるのは『パーツ集め』だ。パーツを集めるには、ステージ中の敵モビルスーツ(MS)からのドロップを狙うしかない。でも1ステージが微妙に長い。長いから周回がダレる。結果やる気も降下、大気圏に突入してしまうのだ。

このゲーム最大の売りは、手に入れたパーツを組み合わせて自分”専用”のガンプラを作れるところ。なんとそのバリエーションは百億通り以上!ゲームを進めると、汚れ具合、傷つき具合、エンブレムなどカスタマイズの幅が広がっていくので、その内カスタマイズだけで満足するようになる。実際戦ってる時より楽しい。

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ただ、意外と自由度は高くない。いや、高いことは高いのだが、痒いところに手が届かない。

まずはパーツの使用制限。強いパーツはプレイヤーのレベルを上げないと使用出来ないのだが、このレベル上げ作業がダルい。上がるペースがスローのくせに、地味に高レベルを要求されることがあって、しかもそれを上げるためにゲームをやることになるのでやらされてる感じしかしなかった。

さらにコストオーバー、キャパシティオーバーと、巨人の星よろしく制限ばっかかけてくる。もっと自由にやれれば尚よかった。

ただ、やはりそれ以外は素晴らしい。カラーリングから迷彩パターンまで幅広くカスタマイズでき、パーツはセッティング時に金を積むことで任意で強くできる。やり込めばやり込むほど、このMSカスタムの楽しさの真価は発揮されていくことだろう。

あとはもう少し戦闘さえ、戦闘さえ楽しければ....。

 

〜ストーリー性〜

 

劇中劇の要領で、ガンダムフェスタのイベントに向けて造られたストーリーという設定。

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だがそれはあくまで設定で、いざ入ってしまえばとても熱くなれる王道のストーリーだ。

占拠されたコロニーに取り残された主人公が、味方軍のパイロットと合流するところから物語は始まる。

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ベテランのエリートパイロットとそのライバル、熱い闘志を燃やす少年パイロットとその師匠、敵軍の偉い人の娘が味方にいたりなど、所々にそれっぽい要素があり、途中ではとても胸熱な展開も見せてくれる。劇中劇だからと侮るなかれ。確かにそこに、戦場はある。

でもやっぱり劇中劇設定はいらなかっt

 

〜まとめ〜

 

少なくとも、前作1よりは確実に面白くなっている今作(前作はプレイ途中で売っぱらった)。でもやっぱり至らないところもある本作。ストーリー終わるまでが面白さのピークなので、それ以降はプレイヤー次第でどうとでもなるだろう。

それではまた次回。

f:id:metalgearlovepotter:20190224140026j:imageガンダム、いきまーーす!!